プラスの言葉を代弁してあげたら彼が前向きになった

今年、旦那との入籍にあたって、両家顔合わせの前に旦那の実家の両親に会いにいきました。というのは、旦那は両親との関係があまり好ましくなく、20代前半で大げんかの末に、家を飛び出し、それ以降あまり実家には寄り付いていなかったのです。長男である彼は、優秀だと言われて育った次男と比較され続けてきたことや、両親が共働きであまり自分にかまってもらえなかったことから、劣等感や両親の関心があまりないんだ、という自己肯定感の低さがあったそうです。今回、そんな話を聞きながら、彼の両親に会わせたいと言われたのは、彼の両親に結婚を心配されていたからです。会話の中で「終始、こんなやつでいいのか、迷惑をかけてしまうのではないか」といった両親の言葉でした。きっとその会話の中で、彼は「自分は家族にとって迷惑な存在なんだ」と思わされたと思います。私からしても、自分の息子にここまできつい言い方をするのかと大変驚いたのを覚えています。結婚相手である渡しをせっかく連れてきて、両親に一人前の大人として認めてもらおうという気持ちもきっとあったのではないかと思うのですが、彼の表情はだんだん曇って行きました。
そんな中、義父と車の中で二人きりになる機会がありました。何を話したらいいのかなと思っていると、急に義父が「あいつは俺に似て頑固で、なかなか言うこともきかない奴なんだ。、、、でもな、他人を騙してやろうとか、自分さえ他人が不幸になってもいいとか、そんなことを考える奴ではないんだ。そういう風に育ててきたという自負はあるんだ。だからそこは安心してくれて大丈夫だから。」と顔を合わさずに照れ臭そうに言われました。とても父親の顔をしていました。
後日、彼が電話で「両親とうまくいかない。俺のことを認める気はあの人たちにはないみたいだ。せっかく合わせたのにごめんな。嫌な思いしたよな。」と悲しそうに話してきました。
その時、私は義父が私に言った言葉を彼に伝えました。「お義父さんそんなこと言ってたよ、きっと大丈夫だよ。心の中ではちゃんと認めてくれてるんだよ、ただ心配なだけだよ」と。
それから彼の発言はどんどん前向きになり、「教えてくれてありがとうな、頑張ろうな」と笑顔で言ってくれました。
どんなときでも子は親の顔を気にするのかも知れません。親だけでなく、友人や上司など身近な人の自分に対する評価を気にして生きているのかもしれません。だから、このことをキッカケに、プラスのことを他人から聞いたならば、そっとその言葉を私を通して伝えてあげようと思いました。